本コースでは、イノべーションをより身近なものにするため、今や企業において基本軸の一つ ともなったSDGs(持続可能な開発目標)を題材にDX を用いたイノべーションの練習を行います。SDGsを実現するためにどうDXを活かすことができるか、という観点で、新たなビジネス創出をする練習を行い、実際にビジネスの案が考えられるようになることを目的とします。
(注:　本コースは、SDGs そのものを学ぶことを目的にはしていません)

“DX&SDGs観点を指標にしたビジネス創出術”　（2日間）

前提条件

「DXのための創造的発想術」をご受講済みであることをお勧めします。

受講対象者

新たなビジネスを創出することに責任を負うビジネスパーソン

コースゴール

・VUCA時代を生き残るための、「誰も取り残さない」アイデアを創出することができる
・アイデア創出のためのツールを知り、そのいくつかが実際に使えるようになる
・行き詰ったアイデア会議の場を活性化できるスキルを得ることができる

# VUCAの意味: 「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」 「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」の頭文字をとった略語で未来がいかにも不透明であるかを表す言葉として使われている。

学習項目

1.SDGsとビジネス
1-1.SDGsとは
– SDGs的思考とは
– SDGsとビジネス
1-2.SDGsを用いたアイデア創出法
– 【演習】身の回りの課題を解決するためのアイデアを創出するゲームを行い、アイデアを出す練習をする
2. ビジネス創出
2-1.ビジネスとは
– ビジネスは供給と需要のマッチング
2-2.ビジネスモデルを考える手順
2-3.ビジネスモデルキャンバス
– ビジネスモデルキャンバスの9つの要素
– 【演習】既存のビジネスにおけるビジネスモデルキャンバスを作る
2-4.ビジネスモデルキャンバスを深掘りする
2-5.逆説の構造
3. 新たなビジネスを創出する練習
3-1.【演習】待機児童問題を解決する事業アイデアを創出する(120分)
4. 「自分ごと」におけるビジネスの創出
4-1.【演習】チームメンバが考える課題を解決するための事業アイデアを創出する(60分)
4-2.【演習】その事業アイデアを実現するにあたってのトレードオフを解消する(60分)
4-3.【演習】お金の流れを考える(60分)